ぼくの相撲求道録

北の湖、千代の富士時代からの相撲ファン。横綱双葉山にも興味を持っています。ブログタイトルは双葉山(時津風定次)の著書『相撲求道録』から拝借しました。

2021-11-07から1日間の記事一覧

千代の富士の先祖に横綱がいた!?

子どもの頃に買った本『燃えよ!千代の富士』(講談社)。 千代の富士の初優勝、大関昇進時に刊行されたもの。 当時は(今でも?)こういう厚めの子ども向け文庫サイズ「百科」本というのがよくあった。 ●横綱 嶽の浦? その中に気になる記述が。 千代の富士…

しこ名の怪

別に「怪」というほどの話でもないのだが・・・ 小錦 今のように外国人力士が多くはなかく、むしろ珍しい時代で、同じハワイ出身の高見山が同郷からスカウトして来たということもあり、入門時から話題になっていた。 新弟子としては規格外の体格も注目されて…

相撲界を追われた横綱二人 ② 双羽黒(北尾)

千代の富士全盛期 最大の強敵 ついに1回も優勝はできなかったが、80年代後半の、全盛期に向かう千代の富士と最もいい勝負をしていたのが双羽黒=北尾(対千代の富士戦6勝8敗。もっとも他に優勝決定戦で2敗しているが、それは千代の富士との同点が2回…

相撲界を追われた横綱二人 ① 輪島

相撲では「下手(したて)は下手(へた)に通ず」などと言われ、上手からの芸を身に付けなくては駄目だとされる(上手と下手のせめぎ合いでは上手が有利)が、そんなセオリーに異を唱えるかのように、左四つからの下手投げを得意とし「黄金の左」と称えられ…

思い出に残る相撲―千代の富士 vs 北天佑 初顔の激闘(1981年初場所十三日目)

まだ相撲を見始めたばかりの子どもの頃、 ――投げられたのは千代の富士の方だったが、「なぜか」二人の体が北天佑側に傾いて倒れ、千代の富士が「運よく」勝ちを拾った――この相撲をスローで見ながらそう思っていた。 1981年初場所十三日目。 千代の富士は…